9月8日(土)テアトル新宿でサンライズフェスティバル2018光焔「30th Anniversary 鎧伝サムライトルーパー ミッドナイト・パーティ」が開催されました。
ロビーでは『鎧伝サムライトルーパー』の30周年を記念して、関係者からのお祝いの色紙の展示や限定グッズの販売、ファンの方からのお祝いの花も飾られて、開場前からこの日を待ちわびたファンの皆さんで賑わっていました。
上映前のトークショーは会場限定の特別映像でスタート。
当日会場に来ることのできなかった、真田 遼役の草尾 毅さんからファンの皆さんに向けた思わぬサプライズメッセージが!会場が興奮に包まれるなか、ゲストの羽柴 当麻役の竹村 拓さん、毛利 伸役の佐々木 望さんが登壇。司会進行はアニメ雑誌「月刊OUT」で『鎧伝サムライトルーパー』の担当していたライターの南波 健一郎さんが担当。
▲左から南波さん、竹村さん、佐々木さん
今回の上映会チケットが発売後すぐに売り切れたと知った竹村さんは「まさかまだ人気があるとは」と驚きつつ、「とても有り難いことで、本当に皆さんに感謝いたします」とファンの皆さんに感謝を伝えました。
佐々木さんは「30年という実感がなくて、ついこの間の経験のように、ずっと自分の中では作品も役も残っています。30年は確かに長い時間ですけど、皆さんも心の中は30年前の少年少女のような気持ちでスッと戻れるのではないかと思っています」と、ファンの皆さんとの再会を喜びました。
また南波さんが「月刊OUT」で「5人の鎧戦士の人気もすごかったのですが、四魔将の那唖挫はあまり人気がないと記事に載せたら、翌月抗議の手紙がたくさん来てしまいました」と語ると会場からは笑いがおこりました。
さらにアフレコ現場での様子や武装シーンで反物が飛んでいる斬新さに驚いたことなど、貴重なエピソードが次々と飛び出しました。
そして竹村さんからサプライズ!1989年に行われたNG FIVEのチケットの抽選会もありました。
最後に『鎧伝サムライトルーパー』の30周年を祝し天空のトウマをイメージした日本酒「真空波」の鏡開きが行われ、第1話「ねらわれた大東京」上映後にロビーで来場者の皆さんに振る舞われました。
▲天空のトウマをイメージした日本酒「真空波」は会場で先行販売もされました。
▲岡本英郎さん(左上)、進藤満尾さん(右上)、村瀬修功さん(右下)、吉田徹さん(左下)からの30周年お祝い色紙
▲歴代アニメムック本も展示
30年の時を越えてサムライトルーパーファンの熱気に包まれたイベントが終了いたしました。
そして残念ながら会場に来られなかったファンの皆さんに向けて、ゲストのお二人からメッセージを頂きました!
竹村 拓(羽柴 当麻役)
「今日はお会いすることができなかったファンの方も、この作品に応援を送ってくれていると思います。会えなかったことは残念ですけれども、また何かの機会にお会いできることを楽しみにしています」
佐々木 望(毛利 伸役)
「応援してくださる気持ちはこちらのほうに届いております。是非またどこかで、いつかお会いしましょう!これからも応援してください!」
アニメイトでBD-BOXの予約者を対象にした11月24日のスペシャルトークイベント。
9月8日のミッドナイトパーティにて光輪のセイジこと、中村大樹さんが出演される事発表しました。
5人のサムライトルーパーが集結するのは約30年ぶりかと思います。
そしてなんと、早くもイベント参加チケットの残数がわずかになったとの事。
皆さん応援ありがとうございます。
やはり5人が勢揃いするこのチャンスは見逃せませんからね。
イベント情報は下記の通りです。
鎧伝サムライトルーパー スペシャルトークイベント
5人のサムライトルーパーが集結!
ゲスト:草尾毅、竹村拓、中村大樹、佐々木望、西村智博
開催時期:11月24日
開場:13:30
場所:アニメイト池袋本店9Fイベントホール
さて、ミッドナイトパーティの準備中のお話をちょっとします。
11月24日のトークショーは5人が揃う事を目標にしていました。
しかし人数が多ければ多いほどスケジュールの調整は難航するものです。
メーカー担当も相当頑張りました。
最初から5人勢揃いとの発表はできなかったものの、無事に調整ができた我々はこのビッグニュースをどうお伝えしようか考えました。
そして1つの答えに。
ミッドナイトパーティに集まってくれた皆さんへ一番最初にお知らせしたい!
そこで急遽PVを製作。
草尾さんのナレーション収録はなんとイベント前日でした。
ご覧になった皆さん楽しんでいただけましたか?
とくに「俺がふがいないばかりに~」は草尾さんのアドリブです。
他にもいくつかアドリブが。
収録時はスタッフもニヤニヤがとまりませんでしたね。
とても楽しい収録現場でした。
担当の心残りと言えばセイジのカットを「どうやら間に合ったようだな。」にできなかった事くらい。
でもまあ、なかなか良いお仕事をしたのではないかと。
そして初お披露目のCM。
トークショー中に上映した比較映像もそのまではつまらないですからね。
ちょこっとサプライズでVer.変更。
ちゃんと鬼魔将に気づいてくれましたか?
お気づきかと思いますが、新規イラストの朱天はことぶきつかささんに描いてもらいました。
朱天がいるという事は…。
さあ、10月のイベントが楽しみですね!
12月のBD-BOX発売に向けてスタッフ一同頑張って作業を進めています。
また続報をお知らせしていきますので引き続き応援よろしくお願いいたします。
@sunriserights
ミッドナイトパーティに参加された皆さんお疲れ様でした。
この日の為に色々と準備を進めてきましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。
当日はたくさんの案内を出しましたので少し補足しますね。
墓場の画廊で開催します『鎧伝サムライトルーパー30周年記念展』とアニメイト
のオンリーショップ&応援店の案内をチラシにて告知。
◆鎧伝サムライトルーパー30周年記念展
場所:墓場の画廊
開催時期:10月10日~10月30日
◆鎧伝サムライトルーパー オンリーショップ&応援店
場所:オンリーショップ アニメイト池袋本店 3Fわくわくスペース
応援店 アニメイト仙台、名古屋、福岡天神、大阪日本橋、新宿
開催時期:10月27日(土)~11月11日(日)
アニメイトのチラシには今回描きおこされた可愛いイラストを初お披露目です。
いずれも様々なグッズを用意していますのでお楽しみに。
◆バンコレ!本革レザーアイテムを発売!
絶賛予約中です。
◆白糸酒造 日本酒『真空波』
当日は鏡開きを行いまして皆さんにも振る舞いました。
そしてかなりの方にお買い上げいただきました。
◆コスパ サムライトルーパーグッズ
30周年ロゴを使用したトートバッグとTシャツを先行販売。
会場にはTシャツを着た方も何人かいましたね!
そしてトートバッグは少し大きく、『真空波』を入れている方が!
大きめのトートバッグなので大活躍だったのでは?
以上、告知まとめでした。
詳細はリンクから確認してください。
明日はミッドナイトパーティの裏話的なものをちょこっと書きます!
@sunriserights
今回はHDリマスターの作業をちょっとご紹介します。
HDリマスターの行程は色々あるのですが、一番分かりやすい部分では1コマ1コマチェックして、絵の中に意図せず写ってしまっているゴミを消していきます。
時々Twitterで作業模様をご紹介していますが、その工程はHDリマスター済みの映像の最終確認となります。
ポストプロダクションのHDリマスターチームが作業するのですが、その工程を説明するのは大変なのでまたの機会に。
最終チェックは映像を再生して確認します。
どんな風に確認をとるかというと、ノートにペンをもって再生された本編を見るだけです。
見るだけというと簡単に聞こえますが、その間に違和感を持った箇所や追加修正をした方が良いと感じた箇所のタイムをノートにメモします。
後ほどそのタイム付近を再生して映像を確認します。
*途中で映像を止めることはしません。
具体的にどんなものを修正しているのか、今回は写真を用意しましたのでご紹介しますね。
この映像の中に1カ所消したゴミがあります。
止まっている絵では分かりやすいですが実際画面に映っている時間は1秒未満。
ほんの一瞬です。
もちろんメモをとっている間も本編は進みますので目は離せません。
このようなチェックを全話行っています。
ちなみにこの回はどれくらい追加修正をしたのかというと、作業したノートをご覧ください。
字が汚いのはご勘弁を。
24:06は画面左側の方、毛先と書いてあります。
それだけでは分からなそうなので図も書いてありますね。
これはセイジの毛先です(笑) 。
他にも色んなケースがありますが、今回はいわゆるゴミ取りという作業をご紹介しました。
ちゃんとHDリマスターするって凄く手間暇かかるんですね。
@sunriserights
今回は価格の事について触れましょう。
どうしてこのような価格になるのか。
それは映像を1からリマスターしているからです。
コストを押させるならばVHS、LD時代の映像マスターを元に綺麗な作業を行えば可能です。
しかしそれではHD画質が標準になった今の環境で見たとき、買い換えたくなるほどの映像になるかと言えばそこまで劇的には変わらないでしょう。
サムライトルーパーは30年前の作品。
セル画で描かれた絵を1枚1枚撮影してフィルムを作成していました。
DVDが発売されたのも10年前のお話。
当時と現在では技術も進歩しています。
同じ行程の作業も現在の最新技術で行えばよりクオリティの高い状態に仕上げる事ができます。
Blu-ray化にあたってHDリマスターするのであれば、できるだけ原版に近いところからソフト用のマスターを作る行程を遡って作業する事で、よりクオリティの
高い映像に仕上げる。
これが今回の方針となりました。
簡単に説明しますと、まず大元のネガフィルムからコピーを作成します。
このコピーを作成する時も品質の良い物を選びます。
今回は映像の発色をきちんと出せるようにマスターポジフィルムを選びました。
詳細は書きませんがプリント費で4桁になる事も珍しくありません。
この後、フィルムを1コマ1コマスキャンした後に色の調整、音のチェック、ゴミ取りなどの作業などと続きます。
HDリマスターって簡単に言ってもこれだけの作業が発生するんです。
かかる時間も膨大ですね。
このようなHDリマスターが全ての作品でできるわけではありません。
様々な理由でDVDからのアップコンだったり、そもそもBlu-rayが出せないケースも珍しくありません。
今回サムライトルーパーは様々な条件に恵まれて、かなり理想に近い形でHDリマスター化する事ができました。
BD-BOXは単価は高いですが単純に単価だけで判断せず、それだけ手間暇をかけているという事もご理解いただけるとHDリマスタースタッフ一同嬉しく思います。
この作品に限らずBD-BOXが発表された際、単価だけで判断するのでなく、HDリマスターの手段も判断材料に入れてもらえると皆が幸せになれるのかな~と思うのです。
クオリティ重視の担当は好きな作品が発表された時、特典よりまずどうリマスターされたのかをチェックします。
その上で価格に驚く事もあるのですが(笑) 。
皆さんもBD-BOXへ買い換えの検討をされる際は参考にしてみてください。
そしてサムライトルーパーBD-BOXの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
@sunriserights