鎧伝サムライトルーパー MESSAGE ストーリー > 第2話
第2話 知らされた未来
当麻の苦しむ姿を夢に見た伸は、不安を抱えたまま古ぼけた喫茶店で、遼、秀、征士と再会した。久しぶりの再会なのに笑顔のない一同。それは、彼らが当麻の失踪を知っていたからだった。そんな中、遼は当麻から送られて来た江戸後期に書かれた舞台台本を見せる。『鎧武者五人衆』と題されたそれには、なんとサムライトルーパーたちの戦いの物語が描かれていた。あの自分たちの命をかけた戦いの日々は運命によって決められたものだと物語は語る。それが江戸時代に予言されていたと知り戸惑う一同。解散後の帰路、すずなぎと遭遇する伸は、彼女の作り出す幻影世界に取り込まれてしまう。街の中ですずなぎを取り囲む鎧武者たちと、水滸の鎧をまとったもうひとりの自分。そして『鎧武者五人衆』の舞台。次々と繰広げられる幻影の中で、伸はもうひとりの自分が戦い続けることを決意したことに愕然とする。黒い輝煌帝の出現からずっと戦いを拒んでいた伸にとって、それはあり得ないことだったからだ。
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